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スケブノート

スケッチブック(小箱とたん先生)のことや漫画の感想を書くブログ

「冬の終わり青の匂い」 百名哲先生 感想

 

 

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全9話の短編漫画。

 

 

 

 

・「ばかねこ」

主人公、OLのさやかと同棲している、二足歩行で人の言葉も喋る猫を描いた話。この猫、居候の自覚があるのか、料理をしたり掃除をしたりと働き者で、可愛いですね。さやかの方も、鬱陶しいと思いながらも大切な存在だと思っており、この関係が良かったです。この「ばかねこ」の設定だけで単行本を、1冊作ってほしいくらいキャラクターが好みです。続編描いてほしいなと思いました。

 

・「整備兵」

戦争に使用するロボットを作っている整備士達の話。

 

・「サムライ戦隊ブシドーファイブ(前編)(後編)」

クランクアップが迫ってきている、特撮の撮影現場を描いた話。主人公の綾が、昇進して現場から離れる監督に向かって、「いつでも見ててもらえるぐらい、がんばっておっきくなるよ」と泣きながら言うのですが、それに対して監督が言った「牛乳飲まなきゃな」という、冗談交じりの返答に関係が表れていて好きです。

 

・「接ぎ木」

母から娘に対しての嫉妬が描かれている話。怖かったです。

 

・「ポカリ」

暇を持て余している、男子大学生3人のさりげない優しさを描いた話。見ず知らずの人の為に行動できるということは、素敵なことだと思います。

 

・「聴こえてくる歌」

深夜のラジオDJの話。読み終わった後の余韻が良かったです。切なさを感じました。

 

・「人糞」

なにが自殺を止めるきっかけになるか、わからないと思いました。

 

・「桜の頃」

いじめられっ子で、友達もいない、沢さんの卒業式後の話。孤独でも、見てくれている人はきっといるというメッセージが伝わりました。卒業アルバムの余白ページに書かれた、寄せ書きを沢さんが見つけるシーンが好きです。ラストページ、沢さんの満面の笑顔が印象に残りました。

 

 

 

人の優しさを描いた話が多く、後味のいい漫画でした。「ばかねこ」「サムライ戦隊ブシドーファイブ(前編)(後編)」「聴こえてくる歌」「桜の頃」これらの話が特に好きです。

 

 

  

 

  

 

 

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