スケブノート

スケッチブック(小箱とたん先生)のことを中心に書くブログ

スケッチブック ~full color's~13話(最終回)感想 二次会

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スケッチブック ~full color's~13話の感想二次会。今回の記事は終盤をフィーチャーしています。

 

 

↓これは以前書いた感想記事です。この記事を書いたのがもう半年も前とは、時が経つのは早いですね。

note-book.hatenablog.com

 

 

空閑っちの語り

これまでに出会ったみんなを描いた絵を完成させる  ←涙腺が緩みだす

春日野先生からの賛辞

桜の木を見ながら、自分のペースで進んでいいということに気づく 

「たんぽぽ水車」始動

勇気をだして夏海・葉月を呼び止める  ←涙腺が完全に緩む

それぞれが思い思いに過ごす放課後

ゆうこさんに自分から自己紹介をする

おしまい。

途方もない喪失感に襲われる

 

 

上記はスケッチブック ~full color's~最終回を最初に視聴した時の記憶をもとに書き出したもの。13話(最終回)はBパートの空閑っちの語りから心に響きっぱなしです。 full color'sにおいて度々描かれてきた「いつもの」についてを淡々と語る空閑っちに感傷的な気分にさせられ「いつか私たちが居なくなって」という卒業を匂わせる台詞に単純に悲しくなりました。空閑っちはこういう意味深な台詞が似合うので、適任だったと思いますね。

そして、美術部に入部してから出会ったみんなんのことを思いながら、絵を描く空ですけど、青に対しての想いが良かったです。「青は近頃また、身長が伸びてきている」と、時の流れを感じさせる台詞で、込み上げてきますね。

普段は色を塗らない空が絵に色を付けるシーンですけど、自分なりに成長しようという表れだと思います。みんなに色を付けるという行為は、どんな人にもそれぞれの「色」つまり「素敵な個性」があるというメッセージだと自分は感じました。BGM「人見知りなままで」も相まって感動的なシーンになっていると思います。というかこの「人見知りなままで」っていうタイトルが良いよね。「人見知りは別に悪いことじゃないから無理に克服する必要はなく、自分のペースで成長していけばいいよ」と語り掛けてくれているようなタイトルと音楽で、これまた感動しますね。

その後、春日野先生が空の絵を褒めるシーン。ここ大好きです。いつもぐうたらで指導放棄している春日野先生ですけど、「梶原さんが色つけるなんて」と言う台詞から、きちんと普段の絵も見ていることが分かります。そしてダメ押しの「よく描けているわよ 良い絵ね」と教え子の絵を褒めるという、初めて先生っぽい振舞いが描かれて格好いいと思うのと同時に感動しました。あと、「良い絵ね」の言い方がとても優しくて好きです。笑顔も素敵で先生最高ですね。

下校時の桜の木を見つめながら、周りのペースに合わせるのではなく、自分のペースで一歩一歩成長していけばいいと気づくシーン。ここの空の語りは空だけではなく、他のキャラクターや、視聴者である自分達にも当てはまる、普遍的な台詞だと思います。

遂にきました。スケッチブック ~full color's~屈指の強制号泣装置である「たんぽぽ水車」始動。勇気を出して大声で夏海と葉月を呼び止めるこのシーンの感動度は凄まじい。空が声を出すシーンは、あえて夕焼け空を映してますけど、あれは照れて赤くなっている空を表しているような気がします。粋な演出ですね。初見の時このシーンで泣きました。空閑っちの語りから徐々に感動を蓄積させていく構成にまんまと泣かされました。何度も見た今でも、その時のコンディションによっては泣くときもあるくらい、涙腺も琴線も揺さぶられるシーンです。夏海と葉月が振り返った時、空嬉しかっただろうなぁ。

 「たんぽぽ水車」についてですけど、何回聴いても感動します。ノスタルジックを感じさせてくれる優しいメロディーが良いですね。歌詞も、1人で帰らなくてはいけないけど、身の回りには面白いものがたくさんあって、何よりみんなとの楽しい思い出があるから平気という、前向きにいろいろな物を楽しんでいる様子が描かれていて「スケッチブック」にぴったりな歌ですよ。それに、何と言っても最後の歌詞「明日 話すよ」の部分が、これで終わりではなく明日もいつもの日常が続くと思わせてくれる、素敵な歌詞だと思います。スケッチブック自体に「いつもの日常をいつまでも」的なテーマがあると思うので、照らし合わせるとより心が揺さぶられました。明日また会えると分かっているから、今日の別れも辛くないんですよね。

空がゆうこさんに自分で自己紹介をするシーン。空を本当の意味での主人公に据えて成長を描いたスケッチブック ~full color's~のラストを飾るのに、「これ以上良い終わり方ってあるの?」と思うくらい素晴らしい終わり方でしたね。1話から描写されていた、自己紹介ができないという性格を最後に克服させて、自分なりに一歩踏み出した空を描くことによって、大きな感動を与えられました。傍から見ると小さな一歩かもしれないですけど、空にはとても大きな一歩だと思います。やはり、絵に色を付ける・大きい声を出す・自己紹介をする等、きちんと空の成長が分かる描写があるのが良かったと思います。これらのような、自分の意志で一歩踏み出したシーンがないと、ただ空を甘やかしているだけで、終わってしまうわけですからね。「人見知りなのは全然問題ないよ。でも自分のペースでいいから成長していこう」という感じに、変わっているところやズレているところを肯定した上で成長を後押しする作りになっていて、見れば見る程完成度が高く良いアニメだと感じます。メッセージ性もあって教育上にも良いと思いますしNHKで流しても問題ないですね。でもちょっとお色気シーンがあるか。

全てが終わった後の「おしまい。」の文字を見て心から「終わらないで」と思いました。見終わった後のダメージが半端じゃなかったです。喪失感がとにかく大きかったですね。原作が続いているのに、ぽっかり穴が開いたみたいな空虚さを味わって、感動と切なさでどうにかなりそうでした。今までに何回も見たはずなのに、慣れないですね。最終回だけは。

full color'sの最終回を見る度に思いますが、原作の「スケッチブック」もいつかは終わりがくるのだと思うと、諸行無常を感じます。来月も連載されると信じているから、毎話「あー楽しかった」と気持ちよく読み終わっているんですよね。まあでも、お別れというのはなんの前触れもなくやってくるものだと思うので、心構えは常にしていこうと思います。最後に関係ないけど、部長さんの本名「須尭雨情」と「諸行無常」って語感が似てるね。

 

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